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’08 横トリレポ① [art]

昨日、行ってまいりました、初トリエンナーレ。
横浜と聞くと、イバラキからでは遠いイメージがありましたが、
TXのおかげで2時間弱で着いてしまうんですよね。便利になったもんです。
いつもは現代アート系の展覧会はひとりで行くパターンが多いのですが、
今回はmixiのコミュで知り合ったお友達とふたりでお出掛けしてきました。
いつものような美術館でひっそり見物するようなノリとは違って、
たくさんのアーティストをはしごしたので、
いろいろ意見を交わしながらわいわい観れて楽しかったです。

で、今回まず初めに観たのが日本郵船海岸通倉庫の会場。
今回初めてトリエンナーレに行ったのはマシュー・バーニーとオノ・ヨーコが目的でした。
’05年に金沢でマシュー・バーニーを観て以来、彼は気になるアーティストのひとり。
グロテスクで醜悪な部分もあるのに、なぜか観るものを魅きつけてやまない魅力があるんです。
何が起こるのか想像もつかないような世界を生み出すその創造性は、
一度目にしたら絶対忘れられない激しくて力強いインパクトがあります。
これから何が始まるのか全く読めない世界に、胸がザワザワすると同時に非常にワクワクしてしまうんですよね。

今回は映像での出品ということで、全編しっかり観てきました。
実は途中から上映コーナーに足を踏み入れたのですが
いきなり下半身丸出しらしき女性の放尿シーン(といってもホンモノではありません)を目撃してしまい、いったい何が起こっているのか全くつかめず(笑)。
どうやらクライマックスシーンから観始めてしまったみたいなんですが。
今回出品された作品は、大きなホールを貸し切ったオーケストラ付きで舞台さながらのライヴパフォーマンスをまるまるおさめた映像になっていました。
まずステージ上に生贄のような女性を乗せた担架を運び込み、廃車になった車の上に厳かに横たえます。
その後、犬の頭をした修理工のような大男が、車のボンネットを開けて車にとっての臓器(エンジン、モーターなど)を次々と取り出して行きます。
車には例の白いドロドロした塊が連なっていて、端には頭を黒いフィルムですっぽり覆われた女性が裸で白い塊に埋もれています。これだけでも相当異様(笑)。
その白い塊に黒と白の仕切りを入れていきます。何が起こるのか全く見えず。
周りにはブラックパンサーのような集団が楽器を手にその儀式らしきものを見守っています。
その後黒と白のアラブっぽいかぶり物をした女性が、鳥のような動きをしながらステージ上に登場すると黒の女性がゆっくりと後ろに反りかえると性器らしきものが現れ、放尿しはじめます。
続いて白の女性が立ったまま放尿し、事が終ると今度はまるで物干し竿に掛けられた布団のごとく、それぞれの色の仕切りを背にして反り返り、そのまま動かなくなります。
女性たちの儀式らしきものが終わると、今度はステージ奥から派手に飾り立てられた水牛が現れ
車に置かれた、自分と同じ毛皮の敷物に接吻させるような行為を続け、その後水牛は退場。
水牛の前に反り返って二つに折れたような女性の裸体がふたつ、黒いマスクを被った女性がひとり。
ビジュアル的にはこれがなぜか美しく見えてしまう不思議さ。
絶対あり得ないし、考えもつかない者同士が織りなす不思議絵巻というか、
これって構図と色のなせる技なのでしょうか。
そしてエンディング、マスクを被せられた女性のお尻から赤黒い液体が鯨の竜涎香みたいな白い塊にとろとろと流れ出します。その光景の異様さもさることながら白に赤が溶け込むようなコントラストが強烈でした。
結局のところ意味はよくわからないんですけど、このわけのわからぬ不思議さがたまらなく好きなワタシにとっては大満足。一緒に観たお友達は様々な国や文化、時代などがミックスされていると分析してくれました。
意見が共通していたのは、やっぱり驚異的な想像力と造形でしょうか。
アートとして映像作品でここまで圧倒させてくれるひとはなかなかいないでしょう。

マシュー・バーニーがいちばんの目的で行ったのもありますが
書き出したら相当長くなってしまったので、マシュー以外の作品は後日アップします。
今回撮影がOKというのもあって写真もたくさん撮ったので。
というか写真撮影、かなり無我夢中で撮ってました(笑)。

THE CREMASTER CYCLE シリーズの予告編みたいです。



THE CREMASTER CYCLE

THE CREMASTER CYCLE

  • 作者: Matthew Barney
  • 出版社/メーカー: Guggenheim Museum Pubns
  • 発売日: 2003/07
  • メディア: ハードカバー




今回トリエンナーレに行ってこのDVDは買おうと決めました。

ジ・オーダー from Matthew Barney's Cremaster3

ジ・オーダー from Matthew Barney's Cremaster3

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD



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ジョン・エヴァレット・ミレイ展@Bunkamura ザ・ミュージアム [art]

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ジョン・エヴァレット・ミレイ展に行ってご対面してきました、”オフィーリア”と。本当に息を呑む美しさ。官能的に軽く開いた口、水面に広がった豊かな長い髪、摘んでいた花が水を含んだドレスの上を舞いながらたゆたうさま、なにもかもがドラマチック。この絵にまつわるエピソードについて学芸員のひとが語ったインタヴュー映像も観たんですが、この絵はテイトギャラリーでもいちばんの人気を誇る作品なんだそうです。この絵にはモデルがちゃんといたらしく、実際は川ではなくバスタブに水をはって、ミレイがこの絵のために選んだドレスを着たモデルがポージングしていたそうです。モデルへの気遣いでちゃんと下から火をつけて温かくしていたらしいのですが、途中で火が消えてしまったせいで、モデルの人は重い風邪をひいてしまい、ミレイはモデルの親に大目玉を食らったらしいです。名作の裏にはこういう苦労が隠れてるんですねぇ。ちなみにオフィーリアとともに流れていく花にもそれぞれ意味があるらしいです。

ケシ=死   ディジー(ひな菊)=無垢    バラ=若さ    すみれ=信頼と若死   パンジー=空しい愛

空しい愛かぁ、・・・なんだかせつないですね。

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この絵も”オフィーリア”同様、シェークスピアの作品をモチーフに描かれた作品。

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今回の展覧会にはなかったけど、ワタシはこの絵もすごく好き。モデルの表情も好きだけど、特に髪の質感。つややかに波打ってる様とか。

ミレイの作品は特に初期のあたりなどドラマチックで情感溢れる作品が多い気がします。円熟期に入るにつれ、作品も重厚さが増してくるけれど、やっぱり野心溢れる若い頃の作品の方が情熱的かつ官能的な気がします。それにしてもこのひとの繊細で確かな描写力は本当にすごい。モデルたちの心の動きまで伝わってくるかのような表情や、布の質感、本物のように煌めく宝石など、何度も近くに寄っては細かなディテールをしみじみ眺めてしまいました。10/26まで展示しているらしいので、また行って眺めてこようかなと思います。とにかく”オフィーリア”の妖気は凄かったなぁ。ボッティチェリの絵を観たときもスタンダール・シンドロームのように”絵の中に入ってしまいたい”くらい魅入ってしまったけど、この絵にもとてつもないパワーを感じてしまいました。って、ワタシ個人が好きだからそう感じただけかもしれませんけどね(笑)。絵って、描いてるひとの息遣いが聞こえてきそうな気がするところも好きなんですが、この作品は単なる絵を超えてしまってるような気がします。美しい悲劇が永遠に静寂の中で流れているような。天才が描いた奇跡の結晶なんでしょうね。本当にこの作品は宝石並み。
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ジョン・エヴァレット・ミレイ展 [art]

親に”アンタが好きそうな絵だから”ともらった、ジョン・エヴァレット・ミレイの「オフィーリア」の絵のコピー。
朝日新聞のおまけらしぃのですが、よく見たら来月にジョン・エヴァレット・ミレイ展が渋谷のBunkamuraであるじゃないですか!!

ジョン・エヴァレット・ミレイ展

確かミレイの「オフィーリア」ってロンドンのテイトギャラリーにあるんでしたよね?
この「オフィーリア」は本物が見たいなって思ってたんで、日本にいながら本物が拝めるなんてありがたいことです。
意外にもジョン・エヴァレット・ミレイの回顧展は日本では初めてらしいです。
8/30(土)~10/26(日)までと結構長期の展覧会なので、できるかぎり足を運んで「オフィーリア」さんをこの目に焼き付けたいです。

ジョン・エヴァレット・ミレイ展

会 期 2008年8月30日(土)-10月26日(日) 開催期間中無休 開館時間 10:00-19:00(入館は18:30まで) 毎週金・土曜日21:00まで(入館は20:30まで) 会 場 Bunkamuraザ・ミュージアム

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みればみるほどドラマチックな絵ですよね。
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冒険王 横尾忠則 [art]

楽しかったゴールデンウィークも今日でおしまい。11連休もあったせいか、例年になく遊んでた気がします(笑)。
最終日の今日は「冒険王 横尾忠則」を観に世田谷美術館まで行ってきました。東急田園都市線の用賀駅から美術館まで徒歩で20分近くかかりましたが、本日は快晴でお散歩にはもってこいの陽気でした。ただ、新しい靴をはいて出掛けてしまったのは失敗でしたが(苦笑)。

横尾忠則の展覧会を観に行くのは今回で3回目くらい。実は結構好きなんです、ワタシって変人好きだから(笑)。
前回観たのは確か原美術館で、部屋全体が滝の写真で覆われた奇怪な部屋や、Y字路のシリーズもたくさん展示してあったと思います。暗闇の奥に何かが潜んでいそうな、デヴィット・リンチ的なおどろおどろしい雰囲気が漂っていました。
今回は最新作(温泉シリーズ?)を含め、横尾さんがイラストレーターから出発した作品群もたくさん展示してありました。これまでアクリル絵具や油絵で描いた激しい雰囲気の作風を観続けていたので、横尾さんの初期のかわいらしいタッチのイラストにはたいへん驚かされました。しかも線が繊細で非常に綿密に描かれていてさらにビックリ。もともと宇野亜喜良さんのような緻密な作品がスキなワタシは、過去に横尾さんが描いていたこれらのイラスト群に感嘆してしまいました。特に時代劇ものや任侠ものの挿絵のカッコ良さったら!日本映画は苦手なので実写ではまったく興味を引かないけど、絵にすると魅力的に見えてしまうから不思議。なるほど、横尾さんの原点はここだったんですねぇ。いちばん気に入ったというか、おもわず笑ってしまったのが三島由紀夫の「薔薇刑」の表紙に使用された原画。毛深い三島由紀夫のカラダに薔薇がまぶしてある(?)構図がなんか可笑しくって。

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あと気になったのがコラージュの作品群。これまためちゃくちゃカッコ良いんです。油絵などでも部分的にコラージュを使用してるみたいですが、ワタシはコラージュだけの作品の方が好きかも。それにしてもこのヒトのバランス感覚や構図のセンスは本当に神業。

昨日この回顧展が開かれてるのを知って行ってみたんですが、本当に盛りだくさんの内容でおなかいっぱいになりました。横尾さんの初期の作品もたくさん観られて良かったですし。アンリー・ルソーのオマージュ作品にも見られたように、横尾さんの作品にはブラックなユーモアがちりばめられているのが好きです。ドキッとするような闇や、セクシャルな色気、森羅万象的な不思議な世界観など、多彩な横尾さんだからこそ表現が可能なんでしょうね。

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シュルレアリスムと美術@横浜美術館 [art]

シュルレアリスム(超現実主義)は、1920年前後にフランス文学からはじまった芸術・文化運動です。それは美術や思想、社会の様々な領域へとひろがり、今日のわたしたちのものの見方や感じ方に強い影響を及ぼしています。
美術にとってシュルレアリスムとは何だったのでしょうか。この展覧会は、シュルレアリスムと出会うことで美術に何が起こったのか、それが私たちにどうつながっているのかを考えようとするものです。
シュルレアリスムが美術にもたらした最大のインパクトは、「イメージの力」の再発見だといえるでしょう。目の前にあるものをただ写すのではなく、心のスクリーンに映し出されるイメージを忠実に写し取る、新次元のリアリズム。シュルレアリスムの美術が呼び覚ますイメージは、私たちの眠っていた想像力を解き放ち、思いがけない意味の発見へと導いてくれます。“もの”と“もの”、人と“もの”、人と人を結びつけるイメージの力。今日のメディア社会の原動力になったともいえるイメージ・パワーの実験者たちに迫ります。

会場: 横浜美術館
会期: 2007年9月29日(土曜)から12月9日(日曜)(休館日:毎週木曜日)
開館時間:10時から18時(金曜日は20時まで開館。入館は閉館の30分前まで)
休館日: 木曜日
観覧料: 一般 1,100(900)円 

             大学・高校生 700(500)円
              中学生
400(300)円

出品作家(全44作家)

  • Giorgio de Chirico ジョルジオ・デ・キリコ
  • George Grosz ジョージ・グロッス
  • Kurt Schwitters クルト・シュヴィッタース
  • Paul Klee パウル・クレー
  • Hans (Jean) Arp ハンス(ジャン)・アルプ
  • Max Ernst マックス・エルンスト
  • Marcel Duchamp マルセル・デュシャン
  • Man Ray マン・レイ
  • Joan Miró ジョアン・ミロ
  • André Masson アンドレ・マッソン
  • Oscar Dominguez オスカル・ドミンゲス
  • René Magritte ルネ・マグリット
  • Joseph Cornell ジョゼフ・コーネル
  • John Armstrong ジョン・アームストロング
  • Yves Tanguy イヴ・タンギー
  • Pablo Picasso パブロ・ピカソ
  • Salvador Dalí サルバドール・ダリ
  • Paul Delvaux ポール・デルヴォ-
  • Hans Bellmer ハンス・ベルメール
  • Meret Oppenheim メレット・オッペンハイム
  • Wifredo Lam ヴィフレド・ラム
  • Kurt Seligmann クルト・セリグマン
  • Roberto Matta ロベルト・マッタ
  • Herbert Bayer ヘルベルト・バイヤー
  • Herbert Leupin ヘルベルト・ロイピン
  • Xanti Schawinsky ザンティ・シャヴィンスキー
  • Fritz Buhler フリッツ・ビューラー
  • Giovanni Pintori ジョヴァンニ・ピントーリ
  • Wols ヴォルス
  • Jean Dubuffet ジャン・デュビュッフェ
  • Francis Bacon フランシス・ベーコン
  • Lucio Fontana ルーチョ・フォンターナ
  • Michelangelo Pistoletto ミケランジェロ・ピストレット
  • Yayoi Kusama 草間彌生
  • Alberto Burri アルベルト・ブッリ
  • Georg Baselitz ゲオルク・バゼリッツ
  • Willem De Kooning ウィレム・デ・クーニング
  • Jiro Takamatsu 高松次郎
  • Hiroshi Fujimatsu 藤松博
  • Christian Boltanski クリスチャン・ボルタンスキー
  • Joseph Beuys ヨーゼフ・ボイス
  • Yoshitomo Nara 奈良美智
  • Yasumasa Morimura 森村泰昌
  • Miwa Yanagi やなぎみわ

 ・・・以上、横浜美術館のサイトをそのままコピペ(笑)。実は宇都宮美術館でもやってたんですね、コレ。(ポール・デルヴォーの「こだま」は宇都宮だけでの展示だったみたいで残念ッ)最近、mixiのコミュを見てこの展覧会があるのを知ったのですが、上記のラインナップを見て、もぅ行くっきゃないゎとはるばる横浜まで出掛けてまいりました。
ピカソ、ダリなど有名な画家の作品もあったし、奈良さんや弥生ちゃんの作品まで展示されていて、かなり中身の濃い展示でした。今回初めてジョセフ・コーネルやフランシス・ベーコンの作品も見れたし、はるばる横浜まで行った甲斐がありました。何よりいちばん気にってしまったのが、ポール・デルヴォー!!!前から気になってはいたのですが、今回初めて作品を見てすっかり虜になってしまいました。不可思議な夢を見たあとのような、あの妖しくて幻想的な世界、もぅ大大大好きです!!



デルヴォーの「こだま」。ちょっとググってて知ったのですが、この作品の下に実は違う絵が描かれているのが最近になってわかったそうですね。

横浜美術館は今回初めて行ったのですが、外観ではわからなかったけど、中に入るとまるでフランスのオルセー美術館みたい!オルセー美術館、大好きなんですよねぇ(しみじみ)。常設作品も結構中身が濃くって、特にデルヴォーのエッチング画がたくさんあったのが嬉しかった!美術の資料や情報を得られる閲覧室もあって、過去の展覧会のカタログや、美術系雑誌のバックナンバーも結構揃ってるうえに、申し込めばコピーまでさせてもらえるという大盤振る舞い。こういう場所が近くにもっとあったらいいのに。
ミュージアムショップとカフェが併設されてるので、カフェも気軽に利用できました。

 

となりのショップでお買い物していたら、草間弥生のソファが目に飛び込んできちゃって!!あまりに嬉しくってそのままカフェに飛び込んでしまった(笑)。本当は4人がけのところをひとりで独占してしまいました・・・エヘッ☆弥生ちゃんのソファに腰掛けてランチを食べながら、お店においてあったデルヴォーとベーコンの画集を閲覧させてもらいました。あぁ、これぞ至福のひとときですゎ

デルヴォー (アート・ギャラリー 現代世界の美術)

デルヴォー (アート・ギャラリー 現代世界の美術)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1986/06
  • メディア: 単行本

美術館のカフェで見せてもらった画集。その後、紀伊国屋に行ったら同じ本があったので即買い(笑)。中身をよく見たら大好きな宇野亜喜良さんがこの本にエッセイ書いていました。嬉しい偶然♪


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宇野亜喜良 AQUIRAX展 「グリムの森で」@渋谷PARCO LOGOS GALLERY [art]

すでに8月31日(金)~開催されていたのですが、本日ようやく行くことができました。9月2日のライヴペインティングと8日のサイン会は両日とも整理券が必要だったのですが、初日から配布しているということで(宇野さんグッズを1500円以上お買い上げで)もしかすると最悪の場合もぅ整理券がなくなってるかもと不安ながらパルコの開店時間と同時に行ってみたら、全然余裕でした。ホッとひと安心。ちなみにワタシがお買い上げしたのは期間限定(だったかな)のエコバック。最近なんだかエコバックばかり買ってる気が(笑)。3000円以上購入するとオリジナルの紙袋ももらえるということで、昨年舞台版でひなのちゃんが主演をした「美女と野獣」の絵本を買いました。

美女と野獣

美女と野獣

  • 作者: 宇野 亜喜良, ジャンヌ・マリー・ルプランス ド・ボーモン
  • 出版社/メーカー: アートン
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 単行本

会場には宇野さんグッズをはじめ、デッサンや舞台で使用した衣装など宇野さん好きにはたまらないものが展示されてました。ギャラリーと同じように絵の販売もされてて、今回は1万円~販売されてました。1万ならワタシにも手が届く!と思ったけど案の定気になる作品はすでにお買い上げ済みでした。

サイン会も行きたかったけど、生で絵を描く宇野さんを観られる機会はそうそうないだろうということで今回はライヴペインティングのイベントを観ることにしました。ライヴペインティングは15時~なので、それまで前から気になっていた「トランシルヴァニア」を観ることに。あまりにも鮮烈すぎたのでまた別の日に映画の感想は書くことにします。

それからまたパルコへ移動。時間より少しはやくギャラリーに行ったらすでに宇野さんの姿が。久々に見た宇野さんはなんだか前より少しだけ小さく見えた気がしたのは気のせいかなぁ。今回のライヴペインティングは宇野さんも初の試みだったそうで、ちょっと照れながらもいつもの流麗なイラストで酔わせてくれました。2枚描いて見せてくれたのですが、1枚はすでに展示してあったものをさらに描き足し、もう1枚は真っ白な状態(紙の色は茶系でしたが)から描くというパフォーマンスでした。すでに描いてあった絵は女のコの顔が端の方に描かれていて宇野さんが言うようにちょっとだけ物足りないカンジ。そこで女のコのドレスの上あたりに吉川ひなのちゃんの顔を描いていました。木炭を使ってかなり大胆に陰影をつけているなぁと思いましたが、木炭はこすればかなり薄くなるんですよね。だから濃い影の部分は何度か重ねて塗っていました。そこに白の絵の具(アクリルかな?)でハイライトを入れていくとたちまち宇野さんの絵が光り輝くんですよ。絵に命を吹き込むような。やっぱりプロの仕事は違います。もう1枚はグリム童話のなかから「ロバの皮」というお話を題材に描いていました。この話ってシンデレラを書いたペローのオリジナルだと思ってたらグリム童話が元ネタだったんですね。たしかにロバの皮を剥ぐって発想がグロくてグリムっぽいですもんね。こちらの絵はひなのちゃんの写真を見ながらの模写のときとは違い、何も見ずにすらすら描かれていました。でもロバの皮じゃなくって森に住んでいるらしき動物と一体化した女のコでした。会場のお客からのリクエストですらすらとウサギ(しかもかなりリアルな)を描いちゃうのはやっぱり流石。ライヴペインティングの後は質問コーナーへ。”描いている女のコの国籍は?”という質問に”日本人とも外国人ともつかないような無国籍なひと”というお答え。確かに少女の絵あたりは無国籍っぽいかも。約50分ほどでイベント終了。宇野さんに話しかけたり、プレゼントをあげてる女のコたち(しかも可愛い子ばっか)もいましたが、ワタシにはそんな勇気がなく、名残惜しくも会場を後にしました。若い女のコはいいよなぁ、あんなにストレートに自己主張できて。ワタシだって出来ることなら宇野さんに話しかけたりしたかったけど、緊張しまくってろれつが回らなくなってシドロモドロするのは目に見えてるし・・・。家に帰って母親に話したら”もっと自己主張しなきゃダメだ”と怒られました(苦笑)。とりあえず目を全開にしてラヴ光線は送ってみたんですが・・・(笑)。ちなみにこの展覧会は今月12日まで開かれてるので機会があったら是非足を運んでみてください。入場は無料です♪


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原マスミ大全集!@目黒区美術館 [art]

1955年、千葉県に生まれた原マスミは、1976年にミュージシャンとしてライブ活動を始め、1982年にレコードデビュー。現在も日本各地でコンサート活動を展開しています。一方、1980年代以降は、イラストレーターとして、レコードジャケット、雑誌へのイラストレーション、本の装画を提供するほか、ナレーション(CM)や声優(ストレイシープ・ポー等)にも取り組むなど、多才ぶりを遺憾なく発揮しています。現在では、とりわけ、1990年代に始まる小説家・吉本ばななの諸著作への表紙絵や挿絵の提供で幅広い人気を得ていることをご存じの方も少なくないでしょう。この展覧会は、原マスミの絵画作品に焦点をあて、改めて、その魅力の秘密を紐解こうとするものです。彼の絵画=イラストレーションは、造形的には、簡略化したフォルム、濃密でありながら明快な色彩を特徴としていますが、そこに、描かれる対象への素朴な思いやユーモアを伴った親しみの感情、時にはシニカルな批評が織りまぜられるとき、“明るい孤独感”に満ちた思索的・夢幻的で明暗のコントラストの際立つ世界が作り上げられます。彼のポップ・シュールな音楽世界とも共通する魅力がその絵画世界にもあることは、彼のサウンドの熱烈なファンの多くが、同様に絵画にも魅せられていることからも明らかです。美術家・原マスミの初期から現在までの全軌跡を紹介する本展ですが、同時に、それと表裏一体をなすミュージシャンとしての仕事、さらにはナレーションや声優などの仕事も、併せて取り上げます。

こわくない夢―原マスミ作品集

こわくない夢―原マスミ作品集

  • 作者: 原 マスミ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本
バナタイム

バナタイム

  • 作者: よしもと ばなな
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: 単行本
 
”GINZA”という雑誌に掲載されていたよしもとばななのエッセイの挿絵を見たのがきっかけで、いつか原マスミの個展を観に行きたいなとずっと思っていました。偶然名前も一緒だったし。だけどミュージシャンとしての原マスミはあまり興味がありません。ワタシはイラストレーターとしての原マスミにずっと憧れていたので。で、今回は目黒区美術館20周年記念展ということで、これまでの原マスミのイラスト約300点を一気に観られるということで行ってまいりました。目黒区の美術館どころか目黒自体が初めて降り立った場所だったのですが、意外にすんなり美術館に着いてひと安心。美術館20周年のわりには入り口の看板とかちょっとちゃっちいなぁというカンジだったのですが、展覧会の内容には大満足でした。どれもこれも買い占めて家に飾りたいくらい。特に「バナタイム」に使用されていたポエティックな作品がお気に入りでした。こんなキュートな絵が描けたら楽しいだろうなぁ。それにしてもどうして男のヒトがこんなにも情感豊な女のコたちの絵を描けるんだろう??自分の持つ感性をそのまま絵で表現できたらどんなにかステキなんだろうなぁ。だけどワタシにはまだそんな技量はありません。とりあえず感性を刺激されて興奮した感動を忘れないように画集を買って帰ってきました。
 
サインいりのポスターも販売されてたのですが今回は画集でガマン。
 


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ヘンリー・ダーガー 少女たちの戦いの物語 夢の楽園@原美術館 [art]

念願のヘンリー・ダーガー展に行ってまいりました予定よりも早く品川駅に着いたので、ディーン&デルーカでお茶をしてからゆっくり歩いて行ったのですが、それでも開場時間より30分以上も早く到着してしまいました。当然誰もいないし(笑)。とりあえず入り口の展覧会の看板とか携帯に撮ったり原美術館内の生い茂った木を眺めたりボーッと待ってました。

ようやく開場時間になって入場。いきなりもの凄いインパクトのコラージュ作品で一気に圧倒されてしまいました。あとで購入した展覧会のパンフレットでこの作品を見たらなんか印刷の色が薄くって全然迫力が伝わってこないんですよね。このコラージュ作品はもう一度ちゃんと見ておけば良かった。今回展示してあった作品はヘンリーの作品でよく描かれるグロテスクな描写の作品はなかったのですが、ちょっと物足りない印象を受けたのはそういった作品がなかったせいでしょうか。激しい描写が見たいという意味ではなく、なんとなくヘンリー・ダーガーというヒトを表面的にしか見られなかったような気がして。それでもヴィヴィアンガールズたちをはじめ、ヘンリーの描いた少女たちの世界にワクワクしながら魅入っていました。羽や角の生えた女のコや色とりどりの草花、愛らしい衣装に身を包んだ女のコたち、そこかしこにちりばめられたドットドットドット・・・。ワタシの好きな要素がたくさん詰まっていて、なぜこんなにもヘンリー・ダーガーの作品に惹かれたのかよく判った気がします。

それとチラシをもらって知ったのですが、ジェシカ・ユー監督が撮ったヘンリー・ダーガーのドキュメンタリー映画が来年シネマライズで公開されるそうです!金沢21世紀美術館で観られるのは知ってたんですが、字幕なしだし金沢まで遠いよなぁと思っていたからこれは嬉しいニュースです♪

余談ですが、品川駅へ行くといつもディーン&デルーカに寄ります。「フェリシティの青春」でフェリシティが大学生活のかたわらバイトをしていたのがディーン&デルーカだったんですよね。もちろん日本のお店ではハヴィエさん(ゲイで世話焼きのおじさん)みたいなヒトは働いてないんですけどね。ドラマで見慣れたせいか、なんとなく愛着があってつい寄ってしまいます。


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ヘンリー・ダーガー [art]

美術手帖 2007年 05月号 [雑誌]

美術手帖 2007年 05月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2007/04/17
  • メディア: 雑誌
 
昨日はおやすみだったので久しぶりに更新しようと思っていたら、ネットがうまく繋がらなくって困っちゃいました(汗)。
原美術館で催されているヘンリー・ダーガー展へ行く前の予習として美術手帖の特集号を購入しました。アウトサイダーアートを代表する有名なアーティストなんだそうですが、評価されたのは死後になってから。なぜか自分の作品を世に発表する気はさらさらなかったらしく、彼の部屋の後始末を託されたのがたまたまアートに造詣の深い大家さんだったため、それまで日の目を見なかったヘンリーの作品が脚光を浴びるようになったそうです。たぶんこれが普通のひとだったらまとめてポイ捨てされてたんでしょうから、まるで神様の与えた奇跡のようなお話です。
ワタシはそれまでヘンリー・ダーガーというヒトは知的障害者だったと勘違いていたんですが、正確には幼い頃に親の愛情を受けられず精神的欠陥を抱えていたヒトらしいです。身内もなく親しい友もいない、まさしく天涯孤独だったヘンリーが生涯にわたって没頭したのが絵を描くこと。デッサンに自信のなかった彼は拾った雑誌を切り抜きトレースした少女に男性器や角をつけたりしてイメージを膨らませていったそうです。ヘンリー・ダーガーの絵を原美術館のサイトを見て知ったときはちょっとキッチュっぽいファンシーな世界なのかなと思っていましたがとんでもありませんでした(笑)。美術手帖には彼が描いた「非現実の王国で」の挿絵もたくさん紹介されていましたが、これが漫画「デビルマン」並みに恐い。愛らしさと狂気が渾然一体となった世界はちょっと衝撃でした。
まだ学生だったころ世田谷美術館で「パラレル・ビジョン展」を観に行った記憶が鮮明に残ってるんですが、実はこの展示のなかにヘンリー・ダーガーも含まれてたみたいで、当時のチラシを確認したらヘンリーの作品がちゃんと載っていました。当時はアウトサイダー・アートなんて洒落た言葉はなかったと思いますが、精神に障害を抱えた人たちの作品郡にただただ圧倒されたのを覚えています。(残念ながらヘンリー・ダーガーの作品は覚えてませんでしたが)
ちなみに現時点で海外では彼のドキュメンタリー映画が製作されていて(激しく観たいッ!)ハリウッドでも映画の製作が決定したそうです。
 
 
ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で

ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で

  • 作者: ジョン・M. マグレガー
  • 出版社/メーカー: 作品社
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 大型本

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Anton Corbijn [art]

Work of Director Anton Corbijn (Ws)

Work of Director Anton Corbijn (Ws)

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2005/09/13
  • メディア: DVD
 
先日中古盤で購入したdepeche modeの”one night in paris”の解説を読んでいたら、このライヴ映像の監督がアントン・コービンと知ったのですが、ニルヴァーナの「Heart-Shaped Box」やdepeche modeの「Barrel of a Gun」(Beat UKでこのPV見てdepece mode好きになった)「Walking in My Shoes」(この映像もたまらなく好き)マーキュリーレヴの「Opus40」もこのヒトの作品だったんですね。ちょっと調べてみたら写真家として有名で、しかも現役の超売れっ子。オフィシャルサイトでそのお仕事内容が閲覧できます。
 
 
もともとNMEの専属フォトグラファーだったらしぃですね。敬虔なプロテスタントだそぅで、そういわれるとPVもなんとなく宗教っぽいイメージも感じられます。なんかこぅデカダンで閉塞的な雰囲気がいいんですよねぇ。今度は監督業に乗り出したそぅで、なんとジョイデヴィジョンのVo.だったイアン・カーティスの映画を作ってるそうです。彼らのPVも製作してることですし、思い入れの強い作品になるのでしょうか。
 
 
オフィシャルサイトより拝借。このヒトの作品はモノクロの方がしっくりきますね。写真集も気になるけど日本のamazonじゃ扱ってないらしぃ。
 
最後にマーキュリーレヴの「Opus40」の映像を貼り付け。ファンタジックな世界観がマーキュリーレヴのイメージにぴったり。モノクロの映像もとても美しいです。
 
 

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